畳なんでもQ&A

• 新しい畳表に、折り目や小さな穴があって気になります。

  新しい畳表には、作業や梱包でついた小さな針穴や折り目が残っていることがありますが、キズではありません。
  自然に消えますので、安心してそのまま使用してください。

  変色してしまった畳はどうすればいいですか？

  1の水に対し約1/3の量の酢を混ぜたもので雑巾を絞り、畳を拭いてください。
  長い間放っておくと手遅れになりますが、｢変色したな｣と気づいたときにすぐ対応すれば、少し色が戻ります。

  重い家具の跡が畳表に残ってしまいました。どうすればよいですか？

  熱いお湯で絞った雑巾を家具の跡に載せ、アイロンを掛けてください。その後、風を当ててしっかり水分を乾かします。
  なお、家具を畳に直接置くと畳表が傷むので止めましょう。家具を置くときは、固くて薄い板などを下に敷いておくと、跡はつきにくくなります。

  いぐさの畳の青さを長持ちさせたいので、カーペットを敷いてもよいですか？

  いぐさは生きて呼吸をしています。畳の上にカーペットなどを敷くのは、いぐさの呼吸を止めるようなもの。掃除も行き届かず、ダニやカビの原因になります。畳を直接体感し、香りと感触を存分に味わってください。素足で歩くと、畳表にツヤも出て、生き生きとしてきます。

  畳表にカビが生えています。どうすればよいでしょうか？

  部屋の換気を行い、カビが生えている箇所を乾燥させましょう。エアコンのドライ運転が効果的です。
  畳の目に沿ってカビを掃除機で吸い取るか、乾いたぞうきんでカビを拭き取りましょう。エタノールなど消毒剤も効果的です。

  ダニが発生したときはどうすればよいですか？

  掃除機をかけてダニやダニのえさになるものを吸い取りましょう。
  また、普段から室内を換気し湿気をこもらせないようにして下さい。
  可能な場合は、年に1、2回畳を上げて掃除・換気を行うことでダニが発生しづらくなります。
  それでも気になるようでしたら、畳屋さんに相談してください。防虫加工の畳もありますし、防虫施工の相談にものってもらえます。

  畳にタバコの焼け跡がついてしまいました。どうすれば目立たなくなりますか？

  焼け跡の周囲のこげを削り、穴を畳の色に近い木工用ボンドで固めます。
  透明のセロハンテープを小さく切って貼っておくといたみは広がりません。